副理事長所信

副理事長  細川 英寿

担当 まちづくり委員会

地域のために青年が活躍する。1949年に戦後からの復興に向けた日本の中に、青年会議所運動が始まりました。設立当時、将来を豊かな日本にする理念の下、まちづくりも推進されました。近代の社会実業家である渋沢栄一は、「できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の義務である。」という考えから、日本全体をより良くするため社会の課題を適確にとらえ、強い意志と深い洞察、大胆な行動力で立ち向かわれており、いつの時代も地域の幸せのための運動が求められます。

2020年の新型ウイルス拡大を境に世界を取り巻く環境は一変、佐久地域においては多世代にわたり移住が促進され、人口増加に伴う新たなまちの発展をすすめていくことが、大きく期待されます。政府が地方創生を掲げ人流が変わった今、青年会議所設立時の理念を改めて思い返し、新しい佐久地域を創造する佐久青年会議所を目指さなければなりません。自然や文化、豊かさ、交通網を兼ね備える佐久地域にとって新しい指標となるまちづくり事業を構築し、将来を担う青年が地域のために行動を起こし、多世代の拠点となるべく「選ばれるまち」に向けて運動することが、次世代が住まう地域の礎となります。地域が幸せになるまちを創造し、自らのより良い変革を目指して、委員会には活動してもらいたいと考えています。

比企委員長には、佐久青年会議所の存在している意義を地域に大きく伝えられ、後世にもつながる次代のまちづくりを、委員会一丸となって構築していただきます。佐久地域において必要とされる事業を、幸せな佐久地域を思い描き、率先した幸動を行ってもらいます。

最後に、副理事長の職をお預かりすることに感謝するとともに、重責を担わせていただく責任と自覚を持ちながら、新たな佐久地域の幸せを追求し、委員会と共に一丸となって活動してまいります。1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 

副理事長所信

副理事長  伊藤 聖

担当 青少年育成委員会

 佐久青年会議所は、子ども達が夢や希望をもって健やかに成長することを一貫して願い、青少年事業を継続してまいりました。先輩諸兄が大切にされてきたこの願いは不変ですが、昨今の課題や社会情勢の急激な変化に即して、子ども達のために何ができるかを真摯に考え、行動を起こすことが私たちに強く求められています。

2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の影響により社会は一変し、子ども達を取り巻く生活環境は大きく変化しています。デジタル化が進みオンラインが整備され、遠隔地でも簡単にコミュニケーションをとることが可能になりました。一方で様々な自粛に伴い、人と人が触れ合う時間が減少し、社会や自然に触れる機会が制限される中、マスク着用によって表現を表すことが苦手、人間関係を構築するのが難しいと考える子ども達が増加傾向にあります。ICTを利用した教育は、現代社会に生きる子ども達の将来にとって必要不可欠なツールですが、コミュニケーション能力の有無によって効果が大きく左右される不安が生じています。今だからこそ、課題や目的に対して仲間と共に、失敗を乗り越えて「できた」「達成した」という実体験(リアル)が重要です。仲間との深い経験によって自発的な行動が増え、自分自身と仲間を大切にできる自己実現の人間へと成長していくことが、子ども達の将来を見据えた持続可能な幸せにつながります。

本年度、油井委員長には、アフターコロナの状況も鑑みながら、子ども達が自己実現によって自分らしく逞しく成長する姿を強く描き、事業や運動を展開していただくことを期待します。

最後に副理事長という立場の重責を自覚すると共に、子ども達の手本となるべく、まずは自らが楽しんで自発的な行動を起こすこと、仲間を大切にすることを強く意識し、委員会と共に邁進していく所存です。1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 

副理事長所信

副理事長  星野 仁

担当 アカデミー委員会

 薪を背負いながら本を手に勉学に励み、後世には有名な像として私たちを温かく見守ってくれた、二宮尊徳の説いた教えに「たらいの水」の原理があります。人間は皆、空っぽのたらいのような状態で生まれ、そして、そこにたくさんの人たちが水を満たしてくれる。自分の事ばかりに熱心になり、手で水を自分の元へ何度かき寄せても水は逃げてしまう。しかし、与える精神として水を前へ押し出すと、水はまわりまわって自分のところへ帰ってくる。自分の心の軸を相手にずらすことで、受けるよりも与える精神を養うことは非常に大切なことです。人とひとの関係から始まり、企業同士、そして国家間の問題へ、私たちが生きている世界では紛争や戦争が現実のものとして起きています。佐久地域が、そして、日本や世界が平和で幸せになるには、意識変革団体である青年会議所の活動や運動は、地域へより良い変化を与えるために、多くの人々を巻き込みながら、常に自己犠牲の精神を意識しつつ行われることが必要であると考えます。

本年度入会する新入会員のメンバーは、それぞれの意思と共に、輝く個性として多様性があり、入会の動機は違うはずです。佐久青年会議所には、家族を想い、地域を良くしていこうと集う仲間がたくさん在籍しています。また、シニアの先輩方や近隣の青年会議所等、青年経済人としてお手本となる方々が大勢います。そういった多くの仲間の一員としてアカデミーメンバーが積極的に活躍していただくため、アカデミー委員会は高柳委員長のもと、過去に行われた運動も含め、会議所が行ってきた運動について紐解きながら、しっかりと情報を共有することで、理念に共感してもらい、同じ志のもとに夢を語りつつ、新たな変化をもたらす佐久のリーダーへ発展と成長の機会を提供していただきたいと願います。

関わりをもつすべてのひとが幸せになれるよう、高柳委員長、そしてスタッフと共に一年間邁進させていただきます。

 

専務理事所信

専務理事  伴野 将実

担当 事務局

 佐久青年会議所は、1966年の設立からこれまで56年間にわたり、地域の先頭に立って積極的に活動してきました。時代背景は違えども、献血運動からはじまり、千曲川浄化運動、佐久っ子道場やSAKU BLOOM イルミネーションなど、常に地域に必要な事業・運動を模索し活動しつづけてきたその根底には、自分たちの住む地域の発展と、そこに住む人々や子孫の幸せを願い、何のためらいもなく貢献しようとする設立当初より受け継がれてきた熱い想いが存在します。現在、新型コロナウイルス感染症や、ロシアによるウクライナ侵攻など、世の中では暗い話題ばかりが目立ち、地域社会にも確実に影響を与えています。そんな先の見えない不安定な時代のなかで「明日の明るく豊かな佐久平」を目指し、地域の発展と人々の幸せを追及するために活動していくためには、社会の変化に対応し、時代に即した柔軟な組織運営をおこなっていくことが重要です。佐久青年会議所のメンバー一人ひとりが設立当初の想いを忘れることなく、時代に即した柔軟な組織のなかで自己研鑽に励み、志を同じくする仲間とともに最大限の力を発揮することができれば、その活動は地域の発展と人々の幸せへと繋がり、これからも必要とされる組織であり続けることができるのです。

事務局は、佐久青年会議所の土台として、様々な活動を支える重要な役割を担っています。これからも佐久青年会議所が「明日の明るい豊かな佐久平」の実現を追求する組織として持続的かつ効率的に活動し、その力を最大化し地域に波及することができるようメンバーを支えると同時に、地域の幸せを創造する組織の土台であるという自覚を忘れることなく行動していくことが大切です。竹内事務局長、事務局メンバーと一丸となり、日々の些細な作業ひとつでも、地域の発展や人々の幸せを創造することに繋がっているという意識を常に持ち活動していきます。
佐久青年会議所の専務理事という役職を担わせていただけることに感謝し、その責任を自覚し、努力を怠ることなく、全ての人の幸せのために積極的に行動してまいります。

 

監事所信

監事 内藤  正邦

市川  哲史

 監事は佐久青年会議所の一員でありながら職務を全うするために大局的な視点と客観的な視点を持つことが重要であると考えます。

 監事の職務として、理事の職務執行が定款及び諸規定に準じて適正に行われているか、また、樫山理事長の掲げる指針に基づいて行われているかを監査する業務監査と、法人の財産・事業予算が適正に使用されているかを監査する会計監査、そして監査報告書の作成があります。

メンバー全員がウェルビーイングな組織、まちづくりを目指して邁進できるように支えるとともに、適正な監査を行うために自らを律し全力で職務を全うしてまいります。

一年間どうぞよろしくお願いいたします。